株式会社メイクマン40周年記念誌

沖縄のホームセンター メイクマンの発行するフリーペーパー「メイクマン File」です。暮らしや手作りに役立つ情報をたくさんお届けします。


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28時代のペットブームにも素早く対応。2002年には、さまざまなペットや関連用品の要望に対応できるペットセンターをニューマン内にオープンさせた。そのほか、2001年からはメイクマン商品券の運用も始めている。経営体制の変化1990年代は経営を見直し、改革を進めた時代でもある。内部組織を改め、総務部、電算室を含む運営部、商品部を大きな核として整理を進めた。1996年には、代表取締役会長仲村宏正が定年退職を迎えた。同年からPOSレジ運用を始めており、この年に新規開店した泡瀬店がPOSレジ運用店舗1号店だった。POSレジシステムはEOS発注システムと連動した発注を可能にし、2001年9月には商品が一定数以下になると自動で発注するシステムを導入している。これまでのEOS発注に加え、自動発注システムにしたことで、人的作業による発注漏れや欠品を防ぎ、ひいては人件費削減にも繋がった。グループ企業としては、1995年に自社広告代理店として有限会社メイクマンプロモーションを設立、のちに株式会社メイクマンプロモーションへと会社組織変更。1997年、メイクマン開発株式会社を設立。2000年、メイクマン開発が北谷にドラゴンパレスを新規開店した。1999年、人事に大きな動きがあった。取締役会にて代表取締役会長に岸本安正、代表取締役社長に湧川善充が就任した。湧川が社長に就任してからは商品部に貿易担当社員を採用し、海外から商品輸入を積極的に進め、他社との差別化を図ることに努めた。湧川は、沖縄~本土間の国内物流コストが高く、海外から直接仕入れた方がコストを抑えられることに着目。海外輸入品はこれまでも取り扱っていたが、より本格的な安定供給に取り組み、現在では年間20フィート換算で約900コンテナもの輸入実績を築いている。さらには既存店舗のリニューアルも進め、当社の企業体力の底上げに力を注いでいった。1999年に岸本前社長よりバトンを受け取った湧川善充(現会長)。海外からの商品輸入や100円均一ショップの導入、発注システムの整備など数多くの経営戦略を打ち出し実行してきた。メイクマンの経営者のほか、浦添商工会議所の会頭も2010年から3年間務めた。


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