>> P.43
売り場に秘められたスタッフの熱い思いメイクマンの売り場には快適に買い物を楽しめるような工夫と、熱いDIY魂が込められている。浦添本店では棚を低めにして店内が見渡せるようにし、どこに何があるか一目瞭然になっている。また、実物を展示してお客様が完成品をイメージしやすい工夫をしている。例えば、2×4木材と金具を組み合わせたデッキやベンチを並べ、材料や手軽に作れる見本にしてもらう。他にも実際の障子紙を展示し、風合いを確かめながら商品を選べるようにしている。さらに商品を並べる什器は、なんと手作り!浦添本店がオープンする際、社員総出で毎日夜中まで什器を組み立てた。ちなみに、社員はDIYアドバイザーの有資格者が多く、複合型アミューズメント施設「ドラゴンパレス」では3D/4Dシアタースタッフに配属されたDIYアドバイザーがシアターの椅子の修理などを行うこともあったそうだ。「海覇王」では、メイクマンの社員(こちらもDIYアドバイザー有資格者)が宮司の資格をとり祝詞をあげていた。何でも自分たちでやろうとする精神ここに極まれり、である。地域に想いを寄せて、感謝をかたちにメイクマンの商品数は、一番大きな浦添本店で全部門合わせて約8万点と充実の品揃えだ。創業時は「DIYセンター」という名の通り、資材や工具類をメインに約1万点扱っていたが、具志川店オープンの1976年頃から、カーテンや家具といったインテリア類、家庭用品などの日用品を充実させていった。これは主婦層や女性の視点を品揃えに反映させたもので、現在はDIYやグリーン、家庭用品、レジャーなど12部門の商品が揃う。また、創業当時は約4割が地元商品だったが、今は6割近くを占める。台風などで県外から入荷ができないときでも、お客様へ安定的に商品を提供するため地元中心となった。1万点から8万点へ。品揃えの今昔メイクマンでは、支えてくれる地域の皆さまへ常に感謝しており、それをいろんな形で表している。たとえば、市町村や各種教育団体などへの寄付、DIYスクールを開催して手作りの楽しさを伝える啓蒙活動などのさまざまな地域貢献活動だ。中にはユニークな試みもあり、1987年には夏休み特別企画として、子供会や小学校を対象に「ちびっ子みこし」を抽選でプレゼントしたこともある。30万円相当のちびっ子みこしはメイクマン浦添店スタッフが手作りし、当選者に大変喜ばれた。ほかにも那覇市の街角ガイドに制服を100着送ったり、国頭村のヤンバルクイナ救命救急センターの「みんなで守ろうクイナちゃん」キャンペーンに協力して外的防護用のレンガを3000個あまり贈るなど、ここでも地域のニーズに合わせた活動を続けているのだ。43MAKEMAN40THANNIVERSARY